この週末は、PWCでプレリのシールド戦を3回堪能したが、結果はこれまでになく悲惨なものに。本来の実力が発揮されたと言えるのだろううが、ゼンディガーのシールドは、これまでの(といってもローウィン以降しかわからないが)ブロックのものより難しさを感じた。

入手したレアもぱっとしないが(合計19パックでコブラもフェッチランドもなし)、《審判の日》が2枚手に入ったことでよしとしよう。

とりあえず、記録と雑感を。

まず、一応記録から

【1回目】0-2没
レア
《溶岩の玉の罠》
《世界を鎮める者》(foil)
《審判の日》
《失われた真実のスフィンクス》
《凪魔道士の導師》
《組み合い鉤》
《水の帳、マゴーシ》

コモンのカードがまったくわからず、レアやアンコも色がバラけていたのでまったく色も決められず。結局、《審判の日》&《世界を鎮める者》の白をまず決めて、「同盟者」の数がそこそこ揃うトリコロールに。しかし、弱かった。

デッキ
creature
《コーの決闘者》
《オンドゥの僧侶》
《カサンドゥの刃の達人》
《コーの地図作り》
《世界を鎮める者》
《無謀な識者》
《クマーラの猛禽》
《マーフォークの海忍び》
《失われた真実のスフィンクス》
《海景の曲芸士》
《浅瀬の海蛇》
《高地の狂戦士》
《噴火滑り》
Spell
《信頼のおける山刀》
《先駆者の長靴》
《未達への旅》
《命拾い》
《審判の日》
《取り消し》
《召還士の破滅》
《麻痺の掌握》
《ゼクター祭殿の探検》
《噴出の稲妻》
《溶岩の玉の罠》

緒戦で互いに《オンドゥの僧侶》+同盟者でライフゲインをしつつ、場が膠着してぐだっていたら、ライブラリーが12枚になったところで《図書館の罠》をうたれて負けた。どうもこのあたりからケチのつきはじめか?

しかし、装備に8マナかかる《組み合い鉤》ははずしたが、いれておいてもよかったかなと反省。それ以上に、今見返してみると、黒が強く見える(《精神ヘドロ》2、《サラカーの匪賊》3、《墓所の切り裂き魔》など)。ただし、使えるカードの枚数は少ない。赤より黒だったか?

【2回目】0-2没
レア
《真心の光を放つ者》
《ゲドの血の長、カリタス》
《武装の達人》
《巨森、オラン=リーフ》
《ジュワー島のスフィンクス》
《エルドラージの碑》

ある意味では、事前に漠然と思い描いていたイメージのデッキがつくれたと思えたが、実際には弱かった。その理由をキチンと考える必要があろう。

白は《未達への旅》(輪っかのクリーチャー限定版)が2枚と《迷いし者の番人》(セラ天の妹?)が2枚なので即決。そこで、ならば《武装の達人》を使ってみようとして、あまり強くない装備品やコーをぶち込んだことが敗因か? ただし、以下のデッキは最終形でコーが減って落ち着いてはいるが(リミテッドでは《コーの奉納者》は使える)、そうなると《武装の達人》や余り強くない装備品はいらなかったのではという気もする。トリプルシンボルの真心は、さすがに3色デッキでは使えない。

ベイロスが2種類いたので、緑も即決。無論大好きな《砕土》も使いたいし(カルニをこのときはひかなかったのが残念)。上陸が重要なので、《開拓地の先達》などをいれたが、役に立ったのは、なんと言っても《生きている津波》(後述)。当初、津波の強さに気づかず、スフィンクスを入れるためとルーター(《無謀な識者》)が欲しいことから青をタッチしたが、その点は正解だったと思う。

また、大きくしたベイロスやスフィンクスて殴るのが本線のデッキなので本来はエンドカードとなる《エルドラージュの碑》がうまく使えず(虎の子のクリーチャーを生贄にできないため)、手の中で腐っていた。

デッキ
creature
《武装の達人》
《コーの奉納者》2
《迷いし者の番人》2
《クラーケンの幼子》
《無謀な識者》
《生きている津波》
《ジュワー島のスフィンクス》
《開拓地の先達》
《変わり樹のビジリスク》
《領地のベイロス》
《巨森を食らうもの》
《ベイロスの林壊し》
Spell
《蜘蛛糸の網》2
《冒険者の装具》
《エルドラージュの碑》
《未達への旅》2
《雨雲の翼》
《巨森の蔦》
《砕土》
《コブラの罠》
Special land
《カビーラの交差路》
《変わり樹の木立ち》
《巨森、オラン=リーフ》
《セシーリの隠れ家》


【3回目】1-2没
レア
《真心の光を放つ者》
《審判の日》
《血の長の昇天》
《堕ちたる者、オブ・ニクシリス》
《マラキールの血魔女》
《書庫の罠》

レアおよびコモンも含め相対的に黒が数が多く強そうなので、黒を中心としつつ、青でライブラリーアウトも狙える構成とした。《審判の日》と《落とし穴の罠》の白をタッチ。《書庫の罠》をサーチするために《罠師の引き込み》をいれたので、他の罠も少し入れる。黒の単体除去が1枚だけしかなく、結果として除去が少ないデッキになってしまったことが、災いする。また、カニと審判の日は噛み合わない。白を落として《板金鎧の土百足》と《マグマの裂け目》くらいしかなかったが赤タッチにするか、青黒2色で勝負すべきだったかもしれない。緑は除去がないのでこの場合は白の代わりには選べなかったと思う。

デッキ
creature
《コーの空漁師》
《コーの地図作り》
《サラカーの匪賊》
《巨大蠍》
《マラキールの門番》
《墓所の切り裂き魔》
《マラキールの血魔女》
《落ちたる者、オブ・ニクシリス》
《クラーケンの幼子》
《面晶体のカニ》
《無謀な識者》
《生きている津波》
《霊気の想像体》
《突風の統率者》(相手に沼があれば《沼のぼろ布まとい》と入替)
《嵐のフクロウ》(相手に沼があれば《沼のぼろ布まとい》と入替)
Spell
《冒険者の装具》
《審判の日》
《落とし穴の罠》
《忌まわしい最後》
《罠師の引き込み》
《麻痺の掌握》
《鞭打ちの罠》
《書庫の罠》
Special land
《ジュワー島の隠れ家》
《飛翔する海崖》2
《ピラニアの湿地》


この3回目で面白かったのは、第3戦だった。相手は青黒白でカニ1体によるライブラリーアウトを中心としたデッキでコンセプトもほぼ同じでクリーチャーも同じようなものばかりのミラーマッチ。最大の違いは《書庫の罠》の有無・・・。

第1ゲーム ×
互いに第1ターンにカニを出して開始。こちらはナマモノがあまり引けず、少ない除去系カードもことごとく墓地に。一方、途中でこちらのカニには黒除去が打たれてしまう。ぐだっているうちに、相手は《生きている津波》で毎ターンきっちりと3枚ずつ削る。こちらのライブラリーが残り少なくなってきたので、手札にあった《書庫の罠》を思い切って打つと(相手は常に島を中心にいくつかマナを立てておく戦い方をしていたので《取り消し》を構えていると思っていた。そこで、土地が寝るタイミングを待っていたがこなかった)何と通ってしまう。それでも相手のライブラリーは2枚でこちらは6枚。次の相手のターンに3枚削られ、こっちが3枚、相手が1枚。1枚ドローしてターンが相手にわたったところで再び3枚削られジ・エンド。除去系カードの数量の差が出たように思う。

第2ゲーム ○
第1ターンにカニを出すことが出来、カニを引かない相手を尻目にどんどん削り、《書庫の罠》も通ってあっという間に削り倒した。

第3ゲーム ×
カニも《書庫の罠》も手札にないので、黒を中心としたクリーチャーでのビートへ。専守防衛の相手のライフを少しずつ削っていくが、第1ターンでカニを出した相手側からきっちりとライブラリーを削られていく。《複製の儀式》でカニを複製され、6枚ずつ削られることとなるのが計算外で、ライフを削りきる前にこちらのライブラリーが消滅。


(雑感)
○ 《先駆者の長靴》はリミテッドでは強い。皆、結構基本でない土地(2色タップインなど)を使っているので、面白いように渡れる。引いたのは1回目だけだったが、かなり活躍した。逆に2回目では痛い目に遭ったが。

○ シールドでは三色くらい必要となってしまうが、同盟者シナジーは比較的よく機能するように思われる。一方、コーの部族シナジーは、《武装の達人》くらいしかカードがなく、装備品をさらに必要とする迂遠さから、ほとんどないものと考えるべきであろう。吸血鬼はどうだろうか。

○ デッキとして上陸に頼ることは多くなるが、その場合、後半で出す《生きている津波》は強い。土地のマナはそこでストップしてしまうが、毎ターン上陸が保証されるというのは、非常に大きい。ついでに、《カビーラの交差路》で毎ターン2ライフゲインを続けたり、《ピラニアの湿地》で相手のライフを減らしたり、《飛翔する海崖》で攻撃クリーチャーに飛行をつけたり、副産物も大きい。

○ 上のレポにも書いたように、シールドでもライブラリーアウトデッキは作りやすいように感じる(どのくらい勝てるかは別として)。単体除去が比較的少ないように感じられるので、《面晶体のカニ》は序盤に出れば相当ライブラリーを削る。実際、レポのように《図書館の罠》がないデッキ相手に、カニ1体で2度も削りきられてしまったほど(いずれも除去系の数少ないカードは削られて墓地に落ちてしまい、カニを除去することができなかった)。構築でもカニも活用したライブラリーアウトデッキがありうるかもしれない。イーオスで2枚サーチして場に3枚くらい出てフェッチランドを使えば1ターンで18枚!

○ コモンでは《板金鎧の土百足》の強さが印象的だった。これに《冒険者の装具》をつけられて、3ターン目から毎回5/5先制攻撃で殴られて即死したほど。

○ 《コーの空漁師》もコモンとしては破格。2マナ2/3飛行は高スペック。土地1枚のバウンズも、上陸の原資にできれば、後半ではむしろプラスに転化する。

○ 今回残念ながら引けなかったが、予想どおりリミテッドでは《硬鎧の群れ》は強い。実際に出されてみて、数少ない除去をこれに使わなければならないという点でつらい。

○ 言うまでもなく当たり前のことだが、3色デッキでトリプルシンボルは無理。実際、3回目のマラキールの門番は、除去が少なかったこともあり、無理やり入れてみたが、キッカーコストを払ってキャストするのは無理だった。その意味でシールドで《真心の光を放つ者》は出てもうれしくない(今回2枚!)。

それでは!

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