ちょうどFinals地区予選終了で一区切りがついたので、我が相棒の最終形(というか現在の形)をアップしておきましょう。
【土地 23】
4《根縛りの岩山》
4《巨森、オラン=リーフ》
9《森》
6《山》
【クリーチャー 29】
4《ラノワールのエルフ》
2《極楽鳥》
4《エルフの幻想家》
3《ニッサに選ばれし者》
4《エルフの大ドルイド》
3《国境地帯のレインジャー》
4《血編み髪のエルフ》
3《野生の狩の達人》
2《包囲攻撃の司令官》
【呪文 9】
1《ニッサ・レヴェイン》
3《野生語りのガラク》
1《チャンドラ・ナラー》
2《エルドラージの碑》
2《踏み荒らし》
【サイド 15】
3《大貂皮鹿》
3《チャンドラ・ナラー》
4《稲妻》
3《マグマのしぶき》
2《暴風》
原作は名古屋の遊生さん(Thanks !)ですが、私なりにいじりました。サイドは常に流動的で、あくまでも現時点の暫定的なものです。
一応考え方を。
まず、2色デッキという安定感が素晴らしい。色事故はマリガン基準にもよりますが、これまでの実績で5%未満です。したがって、3色目をタッチするつもりはありません。
1T目に絶対動きたい私としては、1Tのアクションカードを10枚(オランリーフ4とマナクリ6)用意。理論では、初手に特定のカードが来る期待値が1となる枚数は、8枚ですが(以下すべて60枚デッキを前提。私のデッキは61枚なので厳密には少し誤差が出てきますが・・・)マナクリは緑マナが一緒でなければ出せないので、このように10枚用意しても、森が9枚のみということもあって、感覚的にはワンマリガンまで含めて1T目で有効なアクションがとれる確率は70%位です。
2T目は、オランリーフ設置の場合には、2マナカードが必要で(2体目のマナクリ設置+オランリーフ強化でもいいですが)、1T目にマナクリを出せて生き残った場合には3マナカードが必要となります(2マナ召喚+オラン=リーフ設置でもOKですが)。2T目までに特定のカードが手札にくる期待値が1となる枚数は7枚なので、2マナ域、3マナ域それぞれこの数の確保が最低限必要となります。
このデッキの肝は、できるだけ早くたくさんエルフを並べることにありますから、2マナ域もエルフで揃えたいところ。2マナ域最強エルフのビジョナリストの4挿しは不動ですが、それ以外によいエルフが2マナ域にはいません。悩んだ末、お尻が多少重いので稲妻にはやられるが新ショックやマグマのしぶきにはやられないニッサに選ばれし者を3枚いれることとしました。
3マナ域も悩ましいところでした。エルフの大ドルイドはいうまでもなく4枚当確ですが、残り3枚をどうするかという点です。色々試行錯誤したあげく、やはり国境地帯のレインジャーが最強だとの結論に達しました。したがって、これを3枚。
このデッキの基本的なマリガン基準は、
(1)土地2枚以上
(2)第1Tに動ける(オラン=リーフ設置かマナクリ召喚が可能)
(3)3Tまでのアクションが手札でほぼ担保されている
としていますが、この基準では、デッキ最強カードともいえる血編みを出すための4マナ目が担保されていません。その意味では、2T目なり3T目に登場して4マナ目を確実にしてくれるレインジャーは、最高の3マナ生物といえます。ただし、4挿しにしないのは、3マナ圏に8枚用意するだけの余裕がないこと、前半に火力や単体除去を使わせるには大ドルイドの方が適任であること、そしてレインジャーはエルフでないので後半引いてきた場合あまりうれしくない、ということで3枚にとどめています。
このデッキは、スピード重視の割にはマナ域が重めで4マナ域が渋滞しているという弱点があります。しかし、4マナ域は役者揃いでスリム化が難しいです。それゆえにマナクリのマナ加速が必要となります。
血編みはこのデッキの中で最大のキーカードで、これを何枚プレイできたかが、勝率にほぼ直結しています。残りは、試行錯誤の結果デッキリストのような枚数に落ち着きました。ニッサ・レヴェインは正直なところ弱いカードだと思っており(稲妻相手に決して生き延びることができない)、抜いていたこともあったのですが、せっかく選ばれし者が3枚いるのと、プレイできた場合のライフゲインが魅力なので、ロマン1挿しです。しかし、赤単やボロス上陸以外では、いつもサイドアウト一番手なのも事実です。ニッサを抜いてガラク4挿しの方が強いとは思っていますし、これを抜いて60枚デッキとすることも考えられます。
狩の達人は素晴らしいカードで、エルドラージとの相性も最高ですが、稲妻1枚で死んでしまいますので、オラン=リーフ強化が前提。したがって、基本5マナ域の生物と考えています。また、シナジーのあるエルフでもないので、4、5マナ域を空けるために3枚としています。よって、4マナ域としては、血編み4+ガラク3+ニッサ1の8枚体制と考えています。
このデッキの決め手として、5マナ域にエルドラージの碑とオーバーランの2種類を用意しています。エルドラージは2枚手札に来ると腐るカードなので、やはり2挿しが限界。しかし、そうなると人間力のない私は、まず引けずにゲームが終わってしまうことが多い。また、決め筋が一つだと、思考の大出血や翻弄する魔導師などで止められるとぐっと弱くなってしまいます。というわけで、2枚ずつの2系統を準備しています。
赤のわりには本体火力をメインではほとんど積んでいないので、ギャンコマは最も重要なパーツです。これの最後のひと押しで勝ったゲームも数多くあります。チャンドラ・ナラーは純粋に悪斬対策です。悪斬入りデッキに当たる確率が3分の1から4分の1と踏んでの1挿しです。1匹見つけたら、サイドから当然4挿しです(かなり病が進行しているようです…)。
このデッキの最も美しい流れは、
1T マナクリ召喚
2T 国境地帯のレインジャー(4マナ目を確保)又はビジョナリスト+オラン=リーフ設置
3T 血編み→大ドルイド(血編みからは必ずナマモノがめくれるので数は確実に増える)
4T 狩の達人かエルドラージ設置又はガラク+アンタップ能力で何かナマモノ召喚
手札が許せば、大ドルイドのマナでさらに追加の召喚を(血編みなら最高)
5T 踏み荒らし→フルパン又はギャンコマ召喚
というところです。最短で4キルも可能です(4Tに踏み荒らしのケース)。
次回は、デッキタイプ別の相性及びサイドについて、反省も兼ねて考察してみたいと思います。
最後に楽しい相棒のアイデアを提供していただいた遊生さん、その紹介や改造ヒントをいただいたdds666さんに改めて御礼を申し上げたいと思います。
【土地 23】
4《根縛りの岩山》
4《巨森、オラン=リーフ》
9《森》
6《山》
【クリーチャー 29】
4《ラノワールのエルフ》
2《極楽鳥》
4《エルフの幻想家》
3《ニッサに選ばれし者》
4《エルフの大ドルイド》
3《国境地帯のレインジャー》
4《血編み髪のエルフ》
3《野生の狩の達人》
2《包囲攻撃の司令官》
【呪文 9】
1《ニッサ・レヴェイン》
3《野生語りのガラク》
1《チャンドラ・ナラー》
2《エルドラージの碑》
2《踏み荒らし》
【サイド 15】
3《大貂皮鹿》
3《チャンドラ・ナラー》
4《稲妻》
3《マグマのしぶき》
2《暴風》
原作は名古屋の遊生さん(Thanks !)ですが、私なりにいじりました。サイドは常に流動的で、あくまでも現時点の暫定的なものです。
一応考え方を。
まず、2色デッキという安定感が素晴らしい。色事故はマリガン基準にもよりますが、これまでの実績で5%未満です。したがって、3色目をタッチするつもりはありません。
1T目に絶対動きたい私としては、1Tのアクションカードを10枚(オランリーフ4とマナクリ6)用意。理論では、初手に特定のカードが来る期待値が1となる枚数は、8枚ですが(以下すべて60枚デッキを前提。私のデッキは61枚なので厳密には少し誤差が出てきますが・・・)マナクリは緑マナが一緒でなければ出せないので、このように10枚用意しても、森が9枚のみということもあって、感覚的にはワンマリガンまで含めて1T目で有効なアクションがとれる確率は70%位です。
2T目は、オランリーフ設置の場合には、2マナカードが必要で(2体目のマナクリ設置+オランリーフ強化でもいいですが)、1T目にマナクリを出せて生き残った場合には3マナカードが必要となります(2マナ召喚+オラン=リーフ設置でもOKですが)。2T目までに特定のカードが手札にくる期待値が1となる枚数は7枚なので、2マナ域、3マナ域それぞれこの数の確保が最低限必要となります。
このデッキの肝は、できるだけ早くたくさんエルフを並べることにありますから、2マナ域もエルフで揃えたいところ。2マナ域最強エルフのビジョナリストの4挿しは不動ですが、それ以外によいエルフが2マナ域にはいません。悩んだ末、お尻が多少重いので稲妻にはやられるが新ショックやマグマのしぶきにはやられないニッサに選ばれし者を3枚いれることとしました。
3マナ域も悩ましいところでした。エルフの大ドルイドはいうまでもなく4枚当確ですが、残り3枚をどうするかという点です。色々試行錯誤したあげく、やはり国境地帯のレインジャーが最強だとの結論に達しました。したがって、これを3枚。
このデッキの基本的なマリガン基準は、
(1)土地2枚以上
(2)第1Tに動ける(オラン=リーフ設置かマナクリ召喚が可能)
(3)3Tまでのアクションが手札でほぼ担保されている
としていますが、この基準では、デッキ最強カードともいえる血編みを出すための4マナ目が担保されていません。その意味では、2T目なり3T目に登場して4マナ目を確実にしてくれるレインジャーは、最高の3マナ生物といえます。ただし、4挿しにしないのは、3マナ圏に8枚用意するだけの余裕がないこと、前半に火力や単体除去を使わせるには大ドルイドの方が適任であること、そしてレインジャーはエルフでないので後半引いてきた場合あまりうれしくない、ということで3枚にとどめています。
このデッキは、スピード重視の割にはマナ域が重めで4マナ域が渋滞しているという弱点があります。しかし、4マナ域は役者揃いでスリム化が難しいです。それゆえにマナクリのマナ加速が必要となります。
血編みはこのデッキの中で最大のキーカードで、これを何枚プレイできたかが、勝率にほぼ直結しています。残りは、試行錯誤の結果デッキリストのような枚数に落ち着きました。ニッサ・レヴェインは正直なところ弱いカードだと思っており(稲妻相手に決して生き延びることができない)、抜いていたこともあったのですが、せっかく選ばれし者が3枚いるのと、プレイできた場合のライフゲインが魅力なので、ロマン1挿しです。しかし、赤単やボロス上陸以外では、いつもサイドアウト一番手なのも事実です。ニッサを抜いてガラク4挿しの方が強いとは思っていますし、これを抜いて60枚デッキとすることも考えられます。
狩の達人は素晴らしいカードで、エルドラージとの相性も最高ですが、稲妻1枚で死んでしまいますので、オラン=リーフ強化が前提。したがって、基本5マナ域の生物と考えています。また、シナジーのあるエルフでもないので、4、5マナ域を空けるために3枚としています。よって、4マナ域としては、血編み4+ガラク3+ニッサ1の8枚体制と考えています。
このデッキの決め手として、5マナ域にエルドラージの碑とオーバーランの2種類を用意しています。エルドラージは2枚手札に来ると腐るカードなので、やはり2挿しが限界。しかし、そうなると人間力のない私は、まず引けずにゲームが終わってしまうことが多い。また、決め筋が一つだと、思考の大出血や翻弄する魔導師などで止められるとぐっと弱くなってしまいます。というわけで、2枚ずつの2系統を準備しています。
赤のわりには本体火力をメインではほとんど積んでいないので、ギャンコマは最も重要なパーツです。これの最後のひと押しで勝ったゲームも数多くあります。チャンドラ・ナラーは純粋に悪斬対策です。悪斬入りデッキに当たる確率が3分の1から4分の1と踏んでの1挿しです。1匹見つけたら、サイドから当然4挿しです(かなり病が進行しているようです…)。
このデッキの最も美しい流れは、
1T マナクリ召喚
2T 国境地帯のレインジャー(4マナ目を確保)又はビジョナリスト+オラン=リーフ設置
3T 血編み→大ドルイド(血編みからは必ずナマモノがめくれるので数は確実に増える)
4T 狩の達人かエルドラージ設置又はガラク+アンタップ能力で何かナマモノ召喚
手札が許せば、大ドルイドのマナでさらに追加の召喚を(血編みなら最高)
5T 踏み荒らし→フルパン又はギャンコマ召喚
というところです。最短で4キルも可能です(4Tに踏み荒らしのケース)。
次回は、デッキタイプ別の相性及びサイドについて、反省も兼ねて考察してみたいと思います。
最後に楽しい相棒のアイデアを提供していただいた遊生さん、その紹介や改造ヒントをいただいたdds666さんに改めて御礼を申し上げたいと思います。
コメント
オーバーラン・ガラク・エルドラージとエンドカードが三種類もあるところが非常に恐ろしいです><
前環境の親和エルフはとにかく速いのが売りでしたけど、ニッサ型は速度が多少落ちた代わりに結構固くなりましたよね!
しょ〜じき厄介な相手ですよw
確かにスピードとカードパワーのバランスをどうとるか、スピードと除去のバランスをどう取るかが悩ましいデッキです。そのあたりは次回にサイド考察も含めて書いてみたいと思っています。