前の環境では赤白人間がしっくりきて使い続けていたが、M13後の新環境は、まずトリコの奇跡コンでスタート。しかし、そこそこ勝てはするものの安定しないこと甚だしく、ストレスが強い。問題はマナベースということもあり、青白奇跡コンを一応つくってみる。しかし、今ひとつしっくりこない(この感覚は昨日の公式のラッシュさんの記事と全く同じものでした)。

それと並行して、緑白明滅ビート(修復の天使+雲隠れで接合者やスラーグ牙をブイブイいわせる)や、さらに赤をタッチしてかがり火を入れたナヤビートも試してみたが弱い。

dds666さん謹製のドランマナランプも大変面白いデッキで、作って回してみたが、やはり引きが弱い私には、全体除去とフィニッシャーの引きがうまくかみ合わず負けることが多い。

いよいよ青白奇跡コンくらいしか使えそうなデッキがなくなってきたところで、ふと、初心に戻らなくては・・・と思い至る。それは、M13の発売時に心を奪われた1枚。そう《荘厳な大天使》。くらくらするほど気に入って即4枚海外に注文をいれたというカード。これを使わなくては・・・と思い至ったところで出会ったのがバの人の辻斬りバントデッキ。

《荘厳な大天使》を生かすにはトークンデッキの方向かと考えており、となるならば漸増爆弾が落ちてからが本番と考えていた私にとっては、ちょっと目から鱗。マナ生物がそのまま賛美のブースターになるというのは悪くない。ただ、問題はかがり火とはらわた撃ち。実際に回してみると、当然のことながらこの手のデッキの弱点としてマナ生物を丁寧に除去されたり、かがり火や黒頂点1発で終わる。バの人は安全な道をその対策として使用していたようだが、この手のデッキで3マナを立ててターンを返すというのは、修復の天使を複数枚とるような形でなければ難しい。むしろ、マナを使い切って攻めていかなければ活路が開けないデッキという気がしてならない。

実際に使ってみれば、やはりはらわた撃ちでマナクリを丁寧に焼かれるか、かがり火に代表される全体除去を打たれればかなり勝つのが難しくなる。サイドインした安全な道がうまく手札に来て、それをマナを立てて構えていたところに全体除去などということはまず起こらないし。そこで、人間デッキをずっと使い続けてきた経験から思い切って全体除去に耐性のある構造に変えることとする。

そうして出来上がった人間賛美デッキは、かなり良い手応え。

デルバー対策がまだ十分ではなく、またエスパーコンなどが流行ってくると苦しいとは思うが、現在のメタには比較的なじんでいるような気がしている。

しばらく使ってみようかと。まだ、このような賛美デッキレシピは結果をほとんど残していないようですし(この点ローグデッキ使いとしては重要。そもそもHappy Magicのデッキ検索で荘厳な大天使を採用したリストはバの人の辻斬りバントのみというのが信じがたいのだが)。

コメント

cramcram
2012年8月9日13:02

僕は大天使好きすぎてデルバーに突っ込んで、PWCトップ8とかPTQトップ4してますよ!

ままま
2012年8月9日15:01

怨恨のために緑いれるならはっきりと白単にしたほうがいいと思います。
サイドボードも含め緑のカードはクリーチャーではないため魂の洞窟から色が出ない=事故を起こすイメージです。
それよりはプロテクションで押し切る(信仰の盾or剣)等でいけると思います。
また、サリアが4も多いと思います。
その他が10でサリア4だとどちらかが邪魔になる場合が多々出る+土地が23枚(4枚は土地というよりスペル)なのでいっそ撤廃者と総入れ替えするなりするのプランがいいかなぁって気はします。

とはいえ後は人間力だと思うのでなんともいえません。

REQUIEM
2012年8月10日10:31

>cramcramさま

同じく荘厳な大天使のファンでしたか。
デルバーにつっこむという発想は持ち合わせませんでした。
是非、参考にさせていただきます。

>まままさま

貴重なアドバイスありがとうございます。

白単も考えたのですが、繰り返し使えるトランプル付与マシーンはやはり必要との結論になりました。盾は1回の使い切りですし。剣はデッキの方向性との相性はよいと思いますし、検討の価値はありそうです。その場合には白単も可能になりますね。それに、インスタントタイミングでアーティファクトもエンチャントも割れる帰化やデルバーに効く蔦を使えるのも緑の魅力です。

サリアはやはりデルバーを意識すると4枚欲しくなりますし、撤廃者と合わせて7枚体制でデルバーを押さえ込むという発想です。また、サリアはサイドも含めて3種類の2マナ圏の中では一番戦闘力もあります。ただ、はらわた撃ちには弱いですが。スペル10枚との相性(サイド後はさらに増えることもあるわけで)を考えると、確かにどうかと思うことはあります。

2色でいくならば、確かにマナベースとスペル枚数とサリアの相互関係についてはもう一度詰めてみる価値はありますね。

まあ、人間力はないので、それは織り込み済みで構築をというのが大前提ですが(笑)

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