モダン(うんこ)ローグデッキ構築記(6)
2015年1月12日 デッキレシピ コメント (2)誰得の企画ですが、案外アクセスがあるのに驚いています。
長ったらしい連載となってしまって恐縮ですが、こうして細かく文字化することにより、自分の思考経路が客観的によく把握でき、何が足りなかったのか、後で検証するのに役立つのではないかと思っています。
大いに突っ込んで下さい!
では、続けます。
+++++++++++++
5.残された論点
デッキを組んでみる前に、残された論点を片付けておこう。
(1)《神聖の力線》はメイン4積みか?
どうしても《神聖の力線》はサイドカードというイメージがあるが、既に書いてきたようにハンデス、ヴェールのリリアナ、本体火力と現在のモダンでは引っかからないデッキが比較的少ないと考えられるので、メイン4でやってみることとする。何と言っても、教示者でエンチャントを引き込んだ返しでの思考囲いなどという悲劇も防げるのは大切。不要となれば、そこにサイドカードがきれいに収まってくれるはず(例:トロン相手の《広がる海》など》)。
(2)《安らかなる眠り》はメイン採用とするのか?
こちらもサイドカードという印象が強いが、探査カード(宝船、探索)とタルモの隆盛を考えると、軟泥をとれない分このカードの重みが増し、メインで考えてもよいと判断。複数引いてもつらいところもあるので、2枚か3枚であろう。これに伴い《魂の階段の探検》は不採用決定。
(3)《弁論の幻霊》か《法の定め》か
マナコストも一緒でエンチャントであることも一緒。違いはクリーチャーか否かという一点。主な活躍場所が、親和、トロン、ジェスカイコンボ、バーンであると考えると、除去されやすいクリーチャーであるという短所より、とりあえず稲妻に引っかからない壁であるという意味の方が大きいような気がする。まず《弁論の幻霊》を採用してみることとする。サイドスタートとなると思うが。
(4)色マナを出す土地エンチャントの採用は?
色事故防止、マナブースととして十分一考に価すると考えられるが、キャストコストの色が基本的に本デッキではタッチ色の緑であり、どうにもかみ合いが悪いため、スロットがきついこともあり、今回は採用は見送ることとする。
6.採用エンチャントの決定とデッキ構築
まず、カード配分から。3マナ以下が主体とはいえ、4マナのズアーまではある程度スムーズに土地を並べたいので、土地は23枚ということにとりあえずしておく。
クリーチャーは、壁役の《ニクスの雄羊》4枚、聖トラフト3枚、ズアー3枚と仮置きして、10枚(聖トラフトは原則として全体除去後にキャストすることとなるので、4積みは不要との判断)。クリーチャー枠ともいえる3マナ2神のスロットは厳しい。トラフトを減量して入れるという考えもあるが、生贄強制を力線で阻んでいる限りはトラフトの方が耐性があると考え、トラフトを優先することとした(全体除去が環境に増えるようなら神様の方が優先ということもありうる)。
呪文は、全体除去の《至高の評決》が4枚と《牧歌的な教示者》2枚と考えて6枚。
となると暫定的な残りのエンチャント枠は計21枚ということになる。
マナカーブはとりあえず考えず、必要となりそうなエンチャントを全て羅列してみる。メインパーツの枚数は、ズアー&教示者がないものとしての必要枚数というイメージ。
(メインパーツ)
死の重み B 4
ルーンの光輪 1W 2
未達への旅 1W 4
安らかなる眠り 1W 3
金輪際 1WW 4
拘留の宝球 1UW 4
忘却の輪 2W 2
不忠の糸 1UU 1
神聖の力線 2WW 4
安全の領域 4W 2
(フィニッシャー)
光輝王の昇天 1W 2
空位の玉座の印象 3WW 2
(できたら入れたい)
開花の幻霊 2GG 1
エンチャント複製 2U 1
ナイレアの弓 1GG 1
(オーラセット)
天上の鎧 W 1
神格の鋼 2(W/U) 1
夜明けの宝冠 WW 1
(サイド)
偉大なるオーラ術 1W 2
弁論の幻霊 2W 3
窒息 2G 1
広がりゆく海 1U 4
赤の防御円 1W 1
猛牛の目 1G 3
石のような静寂 1W 3
不忠の糸 1UU 1
亡霊の牢獄 2W 3
幽霊街 3
とりあえず並べてみたところ、メインには「出来たら入れたい」も含めて40枚、サイドが24枚となった。ここから刈り込みをはじめるということになる。場合によっては、エンチャント以外のパーツの枚数もその過程で調整することとなろう。
(つづく)
長ったらしい連載となってしまって恐縮ですが、こうして細かく文字化することにより、自分の思考経路が客観的によく把握でき、何が足りなかったのか、後で検証するのに役立つのではないかと思っています。
大いに突っ込んで下さい!
では、続けます。
+++++++++++++
5.残された論点
デッキを組んでみる前に、残された論点を片付けておこう。
(1)《神聖の力線》はメイン4積みか?
どうしても《神聖の力線》はサイドカードというイメージがあるが、既に書いてきたようにハンデス、ヴェールのリリアナ、本体火力と現在のモダンでは引っかからないデッキが比較的少ないと考えられるので、メイン4でやってみることとする。何と言っても、教示者でエンチャントを引き込んだ返しでの思考囲いなどという悲劇も防げるのは大切。不要となれば、そこにサイドカードがきれいに収まってくれるはず(例:トロン相手の《広がる海》など》)。
(2)《安らかなる眠り》はメイン採用とするのか?
こちらもサイドカードという印象が強いが、探査カード(宝船、探索)とタルモの隆盛を考えると、軟泥をとれない分このカードの重みが増し、メインで考えてもよいと判断。複数引いてもつらいところもあるので、2枚か3枚であろう。これに伴い《魂の階段の探検》は不採用決定。
(3)《弁論の幻霊》か《法の定め》か
マナコストも一緒でエンチャントであることも一緒。違いはクリーチャーか否かという一点。主な活躍場所が、親和、トロン、ジェスカイコンボ、バーンであると考えると、除去されやすいクリーチャーであるという短所より、とりあえず稲妻に引っかからない壁であるという意味の方が大きいような気がする。まず《弁論の幻霊》を採用してみることとする。サイドスタートとなると思うが。
(4)色マナを出す土地エンチャントの採用は?
色事故防止、マナブースととして十分一考に価すると考えられるが、キャストコストの色が基本的に本デッキではタッチ色の緑であり、どうにもかみ合いが悪いため、スロットがきついこともあり、今回は採用は見送ることとする。
6.採用エンチャントの決定とデッキ構築
まず、カード配分から。3マナ以下が主体とはいえ、4マナのズアーまではある程度スムーズに土地を並べたいので、土地は23枚ということにとりあえずしておく。
クリーチャーは、壁役の《ニクスの雄羊》4枚、聖トラフト3枚、ズアー3枚と仮置きして、10枚(聖トラフトは原則として全体除去後にキャストすることとなるので、4積みは不要との判断)。クリーチャー枠ともいえる3マナ2神のスロットは厳しい。トラフトを減量して入れるという考えもあるが、生贄強制を力線で阻んでいる限りはトラフトの方が耐性があると考え、トラフトを優先することとした(全体除去が環境に増えるようなら神様の方が優先ということもありうる)。
呪文は、全体除去の《至高の評決》が4枚と《牧歌的な教示者》2枚と考えて6枚。
となると暫定的な残りのエンチャント枠は計21枚ということになる。
マナカーブはとりあえず考えず、必要となりそうなエンチャントを全て羅列してみる。メインパーツの枚数は、ズアー&教示者がないものとしての必要枚数というイメージ。
(メインパーツ)
死の重み B 4
ルーンの光輪 1W 2
未達への旅 1W 4
安らかなる眠り 1W 3
金輪際 1WW 4
拘留の宝球 1UW 4
忘却の輪 2W 2
不忠の糸 1UU 1
神聖の力線 2WW 4
安全の領域 4W 2
(フィニッシャー)
光輝王の昇天 1W 2
空位の玉座の印象 3WW 2
(できたら入れたい)
開花の幻霊 2GG 1
エンチャント複製 2U 1
ナイレアの弓 1GG 1
(オーラセット)
天上の鎧 W 1
神格の鋼 2(W/U) 1
夜明けの宝冠 WW 1
(サイド)
偉大なるオーラ術 1W 2
弁論の幻霊 2W 3
窒息 2G 1
広がりゆく海 1U 4
赤の防御円 1W 1
猛牛の目 1G 3
石のような静寂 1W 3
不忠の糸 1UU 1
亡霊の牢獄 2W 3
幽霊街 3
とりあえず並べてみたところ、メインには「出来たら入れたい」も含めて40枚、サイドが24枚となった。ここから刈り込みをはじめるということになる。場合によっては、エンチャント以外のパーツの枚数もその過程で調整することとなろう。
(つづく)
コメント
全局面に対応できるように広くエンチャントを取られているので、逆に言うと相手によっては不要牌となるものもそれなりにあるということですので。
毎ターンの占術はそういった不要をはじいて有効牌を引く可能性を上げるために良い動きをするのではないかと思います、特に現状ドロー操作が全くないので。
《流刑への道》で確かに除去される可能性はありますが、ご自身が書かれているメタの中でも《流刑への道》を使うデッキがそこまで多くないというのも踏まえて《タッサ》関しては2枚程度ある方がよいのではないかなと。
あくまで個人的な意見ですので参考程度にしていただければいいかなと。