モダン(うんこ)ローグデッキ構築記(11)
2015年1月19日 デッキレシピちょっと事情があり、2日空いてしまいました。
やっと、とりあえずの結論に至りつつあります。
DNでいろいろコメントを頂いたお陰で、一人で構築するより、ずっとマシなものになったと思います。しかし、勝てるデッキかといわれると甚だしく疑問ですが(コントロールだけに乗り手の問題多し)。
ただ、このように一から構築することは、1枚1枚すべてのカードについて、自分なりの存在理由を明確にできるため、大変デッキをまわしやすいと感じています。
長々と失礼いたしました。
++++++++++++++
8.ひとり回しによる調整(承前)
前回の考察に基づき、白がらみの神様をチェックしてみるが(ズアーが解雇されたので3マナ以下に固執する必要なし)、いずれもクリーチャーがらみの能力で、いまひとつデッキにフィットするものがない。
弱点だったドローを若干改善するという観点からは、相対的に《都市国家の神、エファラ》がましかと思う(玉座とのシナジーは強い!)。これを1枚使用したい。そして、ドロー操作+アンブロ付加のためのタッサも2枚にすることとした(ここは悩んだところでしたが、アドバイスが背中を押してくれました)。そのために削るものとして《拘留の宝球》と《不忠の糸》と《金輪際》が候補となったが(ここの選択にも悩んだ)、2枚となったタッサのクリーチャー化に未練を残し(《広がる海》をサイドインしたときには可能性が高まる)、青のダブシンの《不忠の糸》を残すこととした。
洞察力は同じ3マナとすれば、どう考えても教示者より強い。教示者を1枚削り、4枚としよう。
前回の考察のとおり、オーラは《神格の鋼》2枚で。エファラを入れたことから、つける対象がエファラにまで拡大した。
そして、もう一つ大きな変化は《未達への旅》の《ルーンの光輪》への差し替えだ。構築を通してずっと《ルーンの光輪》の使い方を考えていたのだが、対象をクリーチャーに限定した場合、その事実上の単体除去能力(ボブなどのシステムクリーチャーには効かないが)がほぼ《未達への旅》と同等であるならば、次の2枚目を場に出す意味を封じるという点で若干勝っている。それが、本体に作用するエンチャントやPWにも適用可能となれば、《未達への旅》より一日の長があるとの判断。また、上位メタには挙げていなかったが、《ルーンの光輪》こそヴァラクートを封殺できるほぼ唯一のカード(血染めの月が使える色ではないので)ということにも遅まきながら気づいた(金輪際では不可能)。
以上より、Ver2.0 は以下のとおりとなった。
トラフトエンチャントシルバーパレット(Ver.2.0)
【土地】23枚
《天界の列柱》 2
《忍び寄るタール坑》 2
《活発な野生林》 1
《反射池》 2
《地平線の梢》 1
《溢れかえる岸辺》 4
《吹きさらしの荒野》 1
《湿地の干潟》 1
《繁殖池》 1
《神無き祭殿》 1
《神聖なる泉》 1
《寺院の庭》 1
《草むした墓》 1
《マナの合流点》 1
《平地》 2
《島》 1
(W:U:G:B 16:14:12:11、反射池を除き、1つ目の色マナが出せるカードの枚数)
【クリーチャー】7枚
《ニクスの雄羊》 1W 4
《聖トラフトの霊》 1UW 2
《都市国家の神、エファラ》2WU 1
【ソーサリー】9枚
《至高の評決》 1WWU 4
《牧歌的な教示者》 2W 1
《クルフィックスの洞察力》2G 4
【エンチャント】22枚
《海の神、タッサ》 2W 2
《ルーンの光輪》 1W 3
《安らかなる眠り》 1W 2
《金輪際》 1WW 2
《拘留の宝球》 1UW 2
《忘却の輪》 2W 1
《不忠の糸》 1UU 1
《神聖の力線》 2WW 4
《安全の領域》 4W 1
《エンチャント複製》 2U 1
《神格の鋼》 2(W/U) 2
《空位の玉座の印象》 3WW 1 (エンチャント総数としては27枚)
【サイド】15枚
《偉大なるオーラ術》 1W 1
《弁論の幻霊》 2W 3
《広がりゆく海》 1U 4
《猛牛の目》 1G 2
《石のような静寂》 1W 3
《亡霊の牢獄》 2W 2
メインデッキで一人回しをしてみる。
色マナ供給は以前にも増して安定するようになった。やはりフェッチ+ショックランドの組合せは偉大である。フィニッシャーが若干細いという印象は残るが、致命的とまでは思えないので(エファラでカードのドローはほとんどできなかったが、信心7は余裕で、フィニッシャーとしては十分に働きそう)、あとは実戦でどう感じるか次第。一人回しの限りでは、それ以外に大きな問題は感じなかった(依然マナスクリューはたまに起こるが)。
というわけで、一人回しの限りでは、ほぼ調整はここまでかという感じ。次は、想定されるメタデッキと対決(一人回しでも十分可能)をさせ、サイドチェンジも含めて検討すべきだが、メインメタのプロキシデッキを作る元気がないので、一応ここで終了(この粘りのなさがそもそも勝率が向上しない最大の要因とは思うが・・・)。
神が3枚に増えたが、先に場に出していても遠慮せずに《至高の評決》を打てるので、実に使い勝手が良い。第3ターンに出せることに重きをおくとしたらエフォラを《通行の神、エイスリオス》に置き換えても良いかもしれないが、たまにドローができるかもしれないことや《神格の鋼》の付け先にもなることから、当面エファラを使用。
また、この色ならば、そもそも《クルフィックスの洞察力》を使わなくても、《スフィンクスの啓示》でいいんじゃね?という突っ込みも来るかと思うが、土地が23枚のため伸びにくく、啓示はちょっと使いにくいかなという印象。マナコストが安く早めに打てる洞察力のほうが良いかと思う。
このデッキを使うに当たっては、後攻を選択するわけだが、メインデッキによる第1ゲームでは、
(開始時に《神聖の力線》を出す)
1ターン目 ミシュラランドまたはショックランドのタップイン
2ターン目 《ニクスの雄羊》又は《ルーンの光輪》(ごくたまに《安らかなる眠り》)
3ターン目 《ルーンの光輪》又は《金輪際》又は《拘留の宝球》又は《海の神、タッサ》
4ターン目 《至高の評決》又は《クルフィックスの洞察力》又は《拘留の宝球》又は《金輪際》
という流れになることを想定しており、また、こういう流れであれば、それなりに有利に進められるのではないかと思う。そこで、ポイントは第3ターンまたは第4ターンに打つ《金輪際》である。効果的に打つためには、相手のデッキを3ターン目までの動きによって的確に推測できなければならず、メタ上位のデッキの構成や戦い方について十分に熟知している必要がある。かなり、準備と腕が必要な難しいデッキになってしまったなという印象だ(コントロール全般に言えることですが)。
最後に、今後の調整課題、依然心の中でペンディングとなっている点をいくつか。
(1)ズアー解雇は実際正解であったか? 現在のメタでは、ピン除去のないデッキはほとんどないと思われ、こいつ以外に使いどころが無いので確実に即死と考えられるが、逆にサイドインしたら、相手はピン除去を抜いてくるであろうことから、かなり使いやすくなっているはず。マナコストなしで3マナエンチャントをサーチして場に出せるのはやはり強い。サイドにスロットがあるなら、やはり使ってみたい気もする。
(2)エファラを採用したが、ヘリオッドでもいいかなと思っている。《神格の鋼》がついたトラフトが警戒を持てば、2体分にカウントでき、それはそれで強い。悩ましいところ。さらに、出てくるトークンがエンチャントであるという点はコメントを頂くまで見落としていました。この気づきにより、ちょっとヘリオッドに心が動いています。
(3)コメントでも頂いたところだが、タッサのクリーチャー化の可能性はやはりもう少し追求したい。コメントで頂いた《僧院の包囲》など青いエンチャントについて、現有勢力と入れ替え可能なものがあるかなど、多少研究の余地あり。
(4)ニクソスは2枚程度是非採用すべきかと思う。色マナについてはショックランド増量によりかなり安定しており、何とかなりそう。後半はニクソスによって爆発的なマナが出ることを考えると、特にヘリオッドを採用した場合、トークンを楽にだせることから、意味は大きい。マナベースの調整が必要なので、今後の調整課題としたい。
長々とお付き合いいただきありがとうございました!
なんとか、今まで一度も目にしたことのなさそうなローグデッキが作れました。
実戦投入する機会を得ましたら、またレポします。
その前に一時帰国してカード集め(といっても大部分は現有資産でまかなえそうですが)という仕事が、まずありますがwwww
(ほぼおわりだがあと「おまけ」が1回)
やっと、とりあえずの結論に至りつつあります。
DNでいろいろコメントを頂いたお陰で、一人で構築するより、ずっとマシなものになったと思います。しかし、勝てるデッキかといわれると甚だしく疑問ですが(コントロールだけに乗り手の問題多し)。
ただ、このように一から構築することは、1枚1枚すべてのカードについて、自分なりの存在理由を明確にできるため、大変デッキをまわしやすいと感じています。
長々と失礼いたしました。
++++++++++++++
8.ひとり回しによる調整(承前)
前回の考察に基づき、白がらみの神様をチェックしてみるが(ズアーが解雇されたので3マナ以下に固執する必要なし)、いずれもクリーチャーがらみの能力で、いまひとつデッキにフィットするものがない。
弱点だったドローを若干改善するという観点からは、相対的に《都市国家の神、エファラ》がましかと思う(玉座とのシナジーは強い!)。これを1枚使用したい。そして、ドロー操作+アンブロ付加のためのタッサも2枚にすることとした(ここは悩んだところでしたが、アドバイスが背中を押してくれました)。そのために削るものとして《拘留の宝球》と《不忠の糸》と《金輪際》が候補となったが(ここの選択にも悩んだ)、2枚となったタッサのクリーチャー化に未練を残し(《広がる海》をサイドインしたときには可能性が高まる)、青のダブシンの《不忠の糸》を残すこととした。
洞察力は同じ3マナとすれば、どう考えても教示者より強い。教示者を1枚削り、4枚としよう。
前回の考察のとおり、オーラは《神格の鋼》2枚で。エファラを入れたことから、つける対象がエファラにまで拡大した。
そして、もう一つ大きな変化は《未達への旅》の《ルーンの光輪》への差し替えだ。構築を通してずっと《ルーンの光輪》の使い方を考えていたのだが、対象をクリーチャーに限定した場合、その事実上の単体除去能力(ボブなどのシステムクリーチャーには効かないが)がほぼ《未達への旅》と同等であるならば、次の2枚目を場に出す意味を封じるという点で若干勝っている。それが、本体に作用するエンチャントやPWにも適用可能となれば、《未達への旅》より一日の長があるとの判断。また、上位メタには挙げていなかったが、《ルーンの光輪》こそヴァラクートを封殺できるほぼ唯一のカード(血染めの月が使える色ではないので)ということにも遅まきながら気づいた(金輪際では不可能)。
以上より、Ver2.0 は以下のとおりとなった。
トラフトエンチャントシルバーパレット(Ver.2.0)
【土地】23枚
《天界の列柱》 2
《忍び寄るタール坑》 2
《活発な野生林》 1
《反射池》 2
《地平線の梢》 1
《溢れかえる岸辺》 4
《吹きさらしの荒野》 1
《湿地の干潟》 1
《繁殖池》 1
《神無き祭殿》 1
《神聖なる泉》 1
《寺院の庭》 1
《草むした墓》 1
《マナの合流点》 1
《平地》 2
《島》 1
(W:U:G:B 16:14:12:11、反射池を除き、1つ目の色マナが出せるカードの枚数)
【クリーチャー】7枚
《ニクスの雄羊》 1W 4
《聖トラフトの霊》 1UW 2
《都市国家の神、エファラ》2WU 1
【ソーサリー】9枚
《至高の評決》 1WWU 4
《牧歌的な教示者》 2W 1
《クルフィックスの洞察力》2G 4
【エンチャント】22枚
《海の神、タッサ》 2W 2
《ルーンの光輪》 1W 3
《安らかなる眠り》 1W 2
《金輪際》 1WW 2
《拘留の宝球》 1UW 2
《忘却の輪》 2W 1
《不忠の糸》 1UU 1
《神聖の力線》 2WW 4
《安全の領域》 4W 1
《エンチャント複製》 2U 1
《神格の鋼》 2(W/U) 2
《空位の玉座の印象》 3WW 1 (エンチャント総数としては27枚)
【サイド】15枚
《偉大なるオーラ術》 1W 1
《弁論の幻霊》 2W 3
《広がりゆく海》 1U 4
《猛牛の目》 1G 2
《石のような静寂》 1W 3
《亡霊の牢獄》 2W 2
メインデッキで一人回しをしてみる。
色マナ供給は以前にも増して安定するようになった。やはりフェッチ+ショックランドの組合せは偉大である。フィニッシャーが若干細いという印象は残るが、致命的とまでは思えないので(エファラでカードのドローはほとんどできなかったが、信心7は余裕で、フィニッシャーとしては十分に働きそう)、あとは実戦でどう感じるか次第。一人回しの限りでは、それ以外に大きな問題は感じなかった(依然マナスクリューはたまに起こるが)。
というわけで、一人回しの限りでは、ほぼ調整はここまでかという感じ。次は、想定されるメタデッキと対決(一人回しでも十分可能)をさせ、サイドチェンジも含めて検討すべきだが、メインメタのプロキシデッキを作る元気がないので、一応ここで終了(この粘りのなさがそもそも勝率が向上しない最大の要因とは思うが・・・)。
神が3枚に増えたが、先に場に出していても遠慮せずに《至高の評決》を打てるので、実に使い勝手が良い。第3ターンに出せることに重きをおくとしたらエフォラを《通行の神、エイスリオス》に置き換えても良いかもしれないが、たまにドローができるかもしれないことや《神格の鋼》の付け先にもなることから、当面エファラを使用。
また、この色ならば、そもそも《クルフィックスの洞察力》を使わなくても、《スフィンクスの啓示》でいいんじゃね?という突っ込みも来るかと思うが、土地が23枚のため伸びにくく、啓示はちょっと使いにくいかなという印象。マナコストが安く早めに打てる洞察力のほうが良いかと思う。
このデッキを使うに当たっては、後攻を選択するわけだが、メインデッキによる第1ゲームでは、
(開始時に《神聖の力線》を出す)
1ターン目 ミシュラランドまたはショックランドのタップイン
2ターン目 《ニクスの雄羊》又は《ルーンの光輪》(ごくたまに《安らかなる眠り》)
3ターン目 《ルーンの光輪》又は《金輪際》又は《拘留の宝球》又は《海の神、タッサ》
4ターン目 《至高の評決》又は《クルフィックスの洞察力》又は《拘留の宝球》又は《金輪際》
という流れになることを想定しており、また、こういう流れであれば、それなりに有利に進められるのではないかと思う。そこで、ポイントは第3ターンまたは第4ターンに打つ《金輪際》である。効果的に打つためには、相手のデッキを3ターン目までの動きによって的確に推測できなければならず、メタ上位のデッキの構成や戦い方について十分に熟知している必要がある。かなり、準備と腕が必要な難しいデッキになってしまったなという印象だ(コントロール全般に言えることですが)。
最後に、今後の調整課題、依然心の中でペンディングとなっている点をいくつか。
(1)ズアー解雇は実際正解であったか? 現在のメタでは、ピン除去のないデッキはほとんどないと思われ、こいつ以外に使いどころが無いので確実に即死と考えられるが、逆にサイドインしたら、相手はピン除去を抜いてくるであろうことから、かなり使いやすくなっているはず。マナコストなしで3マナエンチャントをサーチして場に出せるのはやはり強い。サイドにスロットがあるなら、やはり使ってみたい気もする。
(2)エファラを採用したが、ヘリオッドでもいいかなと思っている。《神格の鋼》がついたトラフトが警戒を持てば、2体分にカウントでき、それはそれで強い。悩ましいところ。さらに、出てくるトークンがエンチャントであるという点はコメントを頂くまで見落としていました。この気づきにより、ちょっとヘリオッドに心が動いています。
(3)コメントでも頂いたところだが、タッサのクリーチャー化の可能性はやはりもう少し追求したい。コメントで頂いた《僧院の包囲》など青いエンチャントについて、現有勢力と入れ替え可能なものがあるかなど、多少研究の余地あり。
(4)ニクソスは2枚程度是非採用すべきかと思う。色マナについてはショックランド増量によりかなり安定しており、何とかなりそう。後半はニクソスによって爆発的なマナが出ることを考えると、特にヘリオッドを採用した場合、トークンを楽にだせることから、意味は大きい。マナベースの調整が必要なので、今後の調整課題としたい。
長々とお付き合いいただきありがとうございました!
なんとか、今まで一度も目にしたことのなさそうなローグデッキが作れました。
実戦投入する機会を得ましたら、またレポします。
その前に一時帰国してカード集め(といっても大部分は現有資産でまかなえそうですが)という仕事が、まずありますがwwww
(ほぼおわりだがあと「おまけ」が1回)
コメント