レガシー民には笑われるだろうが、《雲上の座》でレガシーの実績を収めたデッキを検索してみて、何となく名前程度は知っていたMUDというデッキに12ポストがはめ込まれているというのを初めて知った。

MUDの標準的な形はこんな感じなのだろうか。MTG-WiKIに載っているやつだが。

グランプリワシントンDC 2013 第17位(初日全勝)
使用者:Wayne Polimine
MUD
土地 (24)
4古えの墳墓/Ancient Tomb
4裏切り者の都/City of Traitors
4雲上の座/Cloudpost
4微光地/Glimmerpost
4ヴェズーヴァ/Vesuva
4不毛の大地/Wasteland

クリーチャー (19)
4カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster
4磁石のゴーレム/Lodestone Golem
4金属細工師/Metalworker
3隔離するタイタン/Sundering Titan
3ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine
1荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus

呪文 (17)
4虚空の杯/Chalice of the Void
4厳かなモノリス/Grim Monolith
4三なる宝球/Trinisphere
2ニンの杖/Staff of Nin
2解放された者、カーン/Karn Liberated
1威圧の杖/Staff of Domination

サイドボード (15)
3ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker
2漸増爆弾/Ratchet Bomb
2呪文滑り/Spellskite
2イシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sah
2トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt
2全ては塵/All Is Dust
1殴打頭蓋/Batterskull
1白金の天使/Platinum Angel

よく見てみると、妨害(防御)手段が思ったより少ない。チャリスと三球、そしてカーンと不毛の大地くらい。細工師からの厖大なマナで即ワームとぐろエンジンや隔離するタイタンにつなげるというデッキなのでしょう。せっかくのポストなのにエムラはいない。エムラ降臨まで考えなくても、その前にケリをつけるのね・・・最終的なフィニッシャーは鍛冶場主からの《荒廃鋼の巨像》でしょうが(これも僧侶が邪魔しますね)、その前にケリをつけるデッキなのでしょう。

なかなかいい。思い切りがよく、しかしコンボデッキではなく、どちらかというとビートデッキの風合いもあり、案外好きなタイプ。とんでもなく高いカードも入っていない(幸い《不毛の大地》は4年前に4枚購入済み!)し、新たに買うカードも少なく済みそう。

しかし、このタイプ、今では大きな大会の上位に名前を見ることがほとんどないように思うのだが(その理由をご存知の方、教えてください)、それでも一定の割合存在するのではないだろうか。デッキの名前もついているくらいだし、確立したアーキテクト。ローグデッキ使いとしては、もっと一ひねりしたい。

こうして、デッキはやはりJincho氏の無色トロンに引き寄せられていくのであった。

(つづく)


コメント

すらぃり
2015年1月29日1:49

面白そうなデッキを作っておられるので、リンクさせていただきました。
是非参考にさせてください。

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